数字とグラフで見る中央大学

今回は大学が公表しているさまざまなデータをグラフにしてみました。数字から大学の色々な側面が見えてきます。

今回掲載しているグラフは全てクリックすると拡大するようになっています。

2023年度学生手帳「数字で見る中央大学」をもとに作成。

やはり関東、とりわけ東京、神奈川、千葉からの進学者がずば抜けて多いです。それでも全国から満遍なく学生が来ていることが分ります。また、47都道府県外（つまり外国）から来ている人も思ったより多くて驚きました。

2023年度学生手帳「数字で見る中央大学」をもとに作成。色分けは大学が指定している学部カラーに準拠しています。

法経商理工文はやはり歴史が深い学部なだけあって学生数も非常に多いですね。比較的最近できた総合政策学部と、2019年に新設された国際経営学部、国際情報学部は他の学部に比べると少ないです。学科ごとに見てみると、法学部の場合、法律学科が圧倒的に多いです。逆に理工学部の場合は10学科ともおおよそ均等な学生数となっています。

「大学概要2022-2023＜第1版＞ 基礎データ」をもとに作成。

法学部、国際情報学部は概ね同じような比率ですが、やはり理工学部は極端な状況になっています。中央大学理工学部ではこのほど理工系を修める女学生（所謂リケジョ）を支援するための様々なプログラムを実施しており、今後の改善を期待したいです。

「2022年度在学生(2年生以上)学習と学生生活アンケート集計表」をもとに作成。

各学部の授業への負担が分ります。塗り分けは寒色が学習時間が少なく、暖色が学習時間が多いようになっています。樹上関連の学習時間が少ないとは言い換えれば他の勉強（資格試験対策等）に充てれる時間が多いということなので、学習時間が少ないからといって必ずしも悪いわけではありません。理工学部は実験レポートが負担になっているのかなと感じます。

「2022年度在学生(2年生以上)学習と学生生活アンケート集計表」をもとに作成。

総じて75%以上の学生が満足している結果となっています。大学の学習サポートが行き届いている成果でしょうか。理工学部にも学習支援センターが設置されており、数学・物理を中心にいつでも質問できる体制が整っています。

「2022年度在学生(2年生以上)学習と学生生活アンケート集計表」をもとに作成。

意外にもキャンパスが違う理工学部は他の学部と同じような満足度でした。一方で学食がない市ヶ谷田町キャンパスの国際情報学部では満足度がかなり低くなっています。今後の課題ですね。

「2022年度中央大学 新入生アンケート集計表」をもとに作成。

学部によって志望度に差が見られます。特に理工学部は学費が高いため願わくば国公立に行きたいと考える人が多いからか、第３志望以下の割合が他学部と比べて高くなっています。一方で看板学部の法学部は、法曹養成のカリキュラムが整っていることや学閥、ブランド力等の観点から第２志望以上に割合が高いです。国際情報学部は、他の大学にはない特殊な学部だけあって第２志望以上が多いです。

「2022年度中央大学 新入生アンケート集計表」をもとに作成。

暖色系の色をみると理工学部（後楽園）と国際情報学部（市ヶ谷）がずば抜けて割合が大きいことが分ります。これは昨年度のデータのため、今年度分の結果が来年の2月頃に公表されると思いますので、法学部の変化がどうなるか気になるところです。

大学概要2022-2023＜第1版＞「数字で示す大学力」をもとに作成。

大学はいつも司法試験や国家公務員総合職試験の合格者数を掲載しているので、今回は別の指標をあえてピックアップしてみました。多方面で活躍されるOB/OGに恥じぬよう、私たちも常に自己研鑽を怠らず、常に新しい知識やスキルを身につける努力を続けて行きたいですね。

今回はデータの出典がバラバラで集計が結構大変でしたが、学部ごとの様々な違いがわかり興味深かったです。

他にもみたいデータやグラフ等ありましたらリクエストお待ちしています！