· 

中央大学に「健康スポーツ科学部」と「農業情報学部」が新設!キャンパスや開設年度など

かねてより情報が少しずつ出ていた中央大学の新学部に関する情報について、2023年11月28日に大学が公開した広報誌「One Chuo」にて詳細が触れられていましたので、今回はこれまでの情報とともに、新学部に関する情報をまとめていきます。

目次
  1. 新設学部は2つ
  2. これまでの経緯
  3. 学部新設の狙い
  4. まとめ

新設学部は2つ

One Chuoによると、新設学部は2つで、「デジタル×スポーツ」「デジタル×グリーン系」の学部が採択された模様です。以前経営計画に記載があった「デザイン×コミュニケーション系」の学部については新設を見送った模様です。

健康スポーツ科学部

学部 健康スポーツ科学部(仮称)
学科  健康スポーツ科学科
学位分野 工学・経済学
入学定員 300名
収容定員 1200名
キャンパス 多摩キャンパス
開設年度 令和9年(2027年)

以前の経営計画でも度々触れられていたスポーツ系の学部です。養成する人材像として『健康スポーツ科学の視点から、地域やコミュニティの中核となり、人と人、組織や仕組みを結びつけてQuality of Lifeの向上に貢献し、人々の幸せや生きがいに貢献する人材を養成する。』という記述がありました。

農業情報学部

学部 農業情報学部(仮称)
学科 

農業生産科学科

生産環境工学科

食料ビジネス学科

学位分野

理学・工学・農学・経済学

入学定員 300名(学部全体で)
収容定員 1200名(学部全体で)
キャンパス 多摩キャンパス
開設年度 令和9年(2027年)

国の理工系支援に基づき採択された農業系の学部です。養成する人材像として『農業生産・農業工学・食料ビジネスの3領域で、農業DXに資する技術力と次世代型アグリビジネス創生により、持続可能な社会の実現に貢献する人材を養成する。』という記述がありました。

これまでの経緯

2022年度末

新学部の具体的な方向性について「2022(令和4)年度 学校法人中央大学事業報告書」にて「スポーツ×デジタル系」「グリーン×デジタル系」「デザイン×コミュニケーション系」の3つの学部についてそれぞれ設置を検討している旨が示される。

2023年初頭

中央大学が公開した「2023年度(令和5年度)学校法人中央大学事業計画」において、新学部設置の具体化を進める旨が示される。

2023年7月21日

文科省による理工系拡充事業「大学・高専機能強化事業」において、「健康スポーツ科学部」「農業情報学部」の設置に関する届出があったことがわかる。

 

2023年11月28日

開設年度・キャンパス・定員等の詳細が中央大学広報誌『One Chuo』にて触れられる。

(現在に至る)

学部新設の狙い

中央大学が今になって学部を相次いで新設するのにはいくつかの要因が考えられます。

  1. 国が理工系支援を行っている
  2. 多摩キャンパスの元法学部校舎が空いている
  3. 同偏差値帯の大学にはない学部で受験生を囲い込む
  4. 学問領域の拡大

1については言わずもがなで、国が理工系の学部の新設等に積極的に乗り出していることから中央大学もこの流れに乗ったという可能性が高いです。ただし資料によると文理融合・横断型の学問の創出を目指しているようですので、数学Ⅲが必須でない「準理系」という位置付けになる可能性が高いです。

2については多摩キャンパスの6号館は法学部が茗荷谷に移転以降有効活用されておらず、設備維持費だけがかさむ状況にあります。そのため新学部を6号館に設置して有効活用を図るのではないかと考えられます。

3については私立大学でいわゆる「農学部」が全体として少ないため、農業情報学部を設置してその需要を獲得しにいくものと思われます。

4については中央大学がかねてより掲げていた目標であり、当2学部の新設をもって中央大学は10の学部を擁することになります。

まとめ

中央大学は2つの学部「健康スポーツ科学部」と「農業情報学部」を新設する模様です。今後も続報が入り次第随時更新していきます。

おすすめ記事

  • 2023.04

【神立地】中央理工の魅力を現役中大生がどこよりも詳しく徹底解説!

Read More
  • 2023.04

後楽園キャンパスの自習場所まとめ

Read More