中央大学に入学が決まった皆さん、おめでとうございます!大学生活では、レポート作成やオンライン授業など、パソコンが必須アイテムとなります。しかし、種類豊富なパソコンの中から自分にぴったりの一台を選ぶのは難しいですよね。そこで、この記事では、中央大学の新入生向けに、後悔しないパソコン選びのポイントと、おすすめの機種をご紹介します。
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- 本記事はパソコン初心者を読者に想定した記事であり、ある程度詳しい方を想定したものではありません。
大学でパソコン必要?
大学でパソコンは多くの場合必要です。最近はオンライン授業や課題提出、レポート作成など、パソコンが必須となるケースも増えています。
- オンライン授業:コロナ禍の名残で今もオンラインを継続している科目や、履修者が多いためオンデマンド形式で授業が行われる科目もあります。オンラインやオンデマンドの授業では、パソコンを使って講義資料を見たり、課題を提出したりする必要があります。
- 課題提出:本学では、レポートや論文をパソコンで作成し、オンラインで提出するようになっています。スマホでもできなくはありませんが、パソコンがあると効率よくレポートを作成することができます。また課題としてプレゼンテーションを作成することもあります。
- 就職活動:就職活動でパソコンが必須になるケースは増えてきています。就活の適性検査等のWebテストはパソコンからの受験が必須だったり、企業との面接がZoomによるオンライン形式だったりする事例が増えてきています。
ただし、筆者の友人でもパソコンを買わずに自分のスマホと大学に備え付けのパソコンで課題等を全て乗り切っている猛者もおりますので、それなりの事情があれば強制されるべきものではないと思います。
また、パソコンの代わりとなるようなタブレット(取り外し可能なキーボードがついたもの等)をお持ちの方は、新たに買う必要はない場合もあります。
後悔しないためのポイント
WindowsかMacか
WindowsとMac(OS)とはパソコンを動かすためのソフトウェアのことで、一般的に「オペレーティングシステム(OS)」と呼ばれています。よく「Mac(OS)の方が性能が良い」「Windowsは性能が劣る」というイメージを持つ方もいますが、これは全くもって誤りです。パソコンの性能はOSではなく、本体のスペックによって決まります。つまり、同じスペックであれば、WindowだろうとMac(OS)だろうとOSの違いによる性能差はほとんどありません(これはAndroidとiPhoneも同じです)。
それを踏まえて基本的にどちらを選んでもらっても構いませんが、どちらかと言えば普段パソコンを触らない初心者の方にはWindows搭載のパソコンをお勧めしています。以下にWindows搭載パソコンをお勧めする理由を示します。
- パソコン関連で分からないことが発生した時、周りに使っている人が多いWindowsの方が解決が容易
- 大学卒業後を見据えた時、ほとんどの職場ではWindows搭載のパソコンが採用されているため、Windows搭載パソコンを使っておけば多少なりとも慣れておける
- Windows搭載パソコンはさまざまな性能と価格帯で入手できるため予算に合わせて様々な選択肢から選ぶことができる
- Macを使う場合はデータ形式やフォーマット形式の互換性等を理解していないとつまづいてしまう場合がある
- パソコンゲームはWindowsのみ対応している場合が多い
ただし、元からMacを使用している方やある程度パソコンに詳しい方、動画編集やグラフィックデザインをされている方などは全くもってこの限りではありません。また、大学からクリエイティブな活動をしようとお考えの方や、誰に何を言われようがどうしてもMacが良いという方は、全然Macを買っていただいても良いかと思います。
予算を決めよう
パソコンは安いものから高いものまでピンキリです。後述するような不自由なく使える程度の性能のパソコンを買おうとなると、最安でも7万円ほどします。性能が高ければ高くなるほど高額になるのは言わずもがなですが、逆に高性能を謳いながら格安の場合は性能詐欺や整備済み品(中古)であることが多いです。ですので後述しますが、選ぶときは少なくとも有名メーカーのものにしておくことをお勧めします。
また、AppleやMicrosoftでは学生向けにパソコンやタブレットが学割価格で販売されています。例えばAppleの学割適用でMacBookが通常より2万円ほど安く購入することができます。パソコンを購入する際は、そのメーカーに学割があるか確認しておきましょう!
スペック
パソコンのスペックはどれか1つがよくても、全体のバランスが悪ければあまり意味がありません。ここではそれぞれの部品の軽い説明とオススメのスペックを紹介しますが、読んでもあまりよくわからない方は記事後半の「結局何を買えば良いかわからない人へ」をご覧ください。
なおこのスペック表は中央大学の各学部が発表している推奨スペックにも準拠しています。
説明 | 推奨 | |
---|---|---|
OS |
OSはコンピュータの土台となるソフトウェア。簡単に言えば、コンピュータを動かすための「司令塔」。 |
前述の通り、基本はどちらでも良い。ただし筆者としては初心者にはWindowsがおすすめ。 |
プロセッサ (CPU) |
CPUは、パソコンの頭脳と呼ばれる重要な部品。プログラムを読み込み、計算や処理を行うことで、パソコンを動かす役割を担っている。 |
Intel社のCPUの場合は |
メモリ (RAM) |
メモリはパソコンが一時的にデータを保存するための場所。メモリ容量が大きいほど、多くのデータを同時に処理できるため、動作が快適になる。 |
8GB以上あるのが望ましい。 |
ストレージ (HDD/SSD) |
ストレージはデータを保存するための記憶装置。写真や動画、音楽、アプリなど、様々なデータを書き込み、読み出すことができる。 |
基本は256GB以上あることが望ましい。写真等のデータをパソコンによく保存する方はもっと多い方が良い。足りなくなったら外付けのものを買う必要がある。 |
サイズ |
画面または本体の大きさ。 |
13インチ程度がおすすめ。13インチはおおよそA4用紙ぐらいの大きさなのでカバンに入りやすく持ち運びしやすい。大きすぎるとカバンに入らないし、小さすぎると画面が見づらくなる。 |
Officeソフト |
Word, Exel, PowerPoint等のMicrosoft Officeソフト製品のこと。Windowsパソコンでも最初から入っていないものもある。 |
中央大学ではOfficeソフトの有償ライセンスが在学中は使用でき、就職後も会社支給のパソコンに入っていることが多いため、正直あってもなくてもどっちでも良い。 |
その他 |
バッテリー、重量、Webカメラ、出入力端子等。 |
Webカメラは何かと必要。バッテリーもある程度の持ちは欲しい。 |
メーカー
特にAmazon等のオンラインストアでパソコンを選ぶときは、聞いたことのないような無名メーカーのものは避け、有名メーカーのものを選ぶことをおすすめします。
- 性能詐欺のリスク: 格安の無名ブランドのパソコンは、性能を実際よりも高く偽って販売している可能性があります。最近は口コミやレビューを操作するような悪徳業者も増えています。
- 技適未取得のリスク: 無名ブランドのパソコンは、日本国の技術基準適合認定(通称:技適)を受けていない場合があります。技適のない通信機器を使用すると、電波法違反になる恐れがあります。
- 偽ライセンスのリスク:Windowsのライセンスが偽物だった場合、最初は少し使えてもそのうち使えなくなります。
安心安全にパソコンを使うために、以下に例示するような有名メーカーから選ぶことをおすすめします。
Acer, AORUS, ASUS, Apple, Clevo, Dell, HP, LENOVO, LG, MSI, Microsoft, mouse, NEC, Panasonic, SAMSUNG, Spectre, 富士通, 東芝, etc......
※あくまでも一例です
結局何を買えば良いかわからない人へ
家電量販店で以下の画面を店員さんに見せよう
以下のスペックは基本的なソフトウェアがサクサク動く程度に設定していますが、全ての状況に対して完璧と言えるスペックではないので店員さんや友人、その他第3者ののアドバイスがあればそちらにも耳を傾けておきましょう。
店員さんへ
以下のスペックを満たすノートパソコンを教えてください。
- OS:Windows10 or 11
- メモリ:8GB以上
- ストレージ:256GB以上
- CPU:Intel Core i 5相当以上
- サイズ:13インチ程度
- Officeソフト:どちらでも
- Webカメラ:有り
注)理系でCG・CADを扱う予定がある方や、デザイン系で動画編集・グラフィックデザインを扱う予定がある方は、上記スペックでは足りない場合があります。詳細は記事前半の「後悔しないためのポイント」の「スペック」をご覧ください。
また、上記以外で例えばパソコンゲームを楽しみたい場合は画質やリフレッシュレート等も考慮の対象になります。その他、タッチ操作ができるタブレット一体型のPCもありますのでご自分の用途に合わせてお探しください。
もしくは定番パソコンを買おう
当サイトは収益化せずにアフィリエイトやプロモーションも含まない方針のため、商品リンクを直接掲載はいたしません。製品名や購入場所を以下に例示しますので、誠にお手数ですがご自分で検索したり、店頭に行って探してもらったりしていただけますと幸いです。
Surface Laptop GO 3
¥132,000 (税込)
インテル® Core™ i5
8 GB RAM
256 GB SSD
Microsoft社が販売する薄型軽量ノートパソコン。特段コスパに優れているというわけではないが、とりあえず無難さがウリだと思う。
Vivobook 14X (X1403ZA)
¥74,800 (税込)
インテル® Core™ i5
8 GB RAM
512 GB SSD
台湾の有名メーカー「ASUS」が販売する薄型軽量ノートパソコン。割とコスパが良い。Microsoft Officeは入っていない。
13インチMacBook Air(M1)
119,800円(税込)※学割価格
Apple M1
8 GB RAM
256 GB SSD
AppleのMacBookシリーズの最安モデル。普段使いなら性能は十分。
※価格と製品情報は2024年2月現在の情報です。上記で紹介した製品は筆者が勝手に良さげだと思ったものをピックアップしただけであり、プロモーション・アフィリエイトではありません。
買う場所はどこが良い?
パソコンを買う場所は生協・家電量販店・Amazonや楽天市場・メーカー公式サイトの主に4つがあります。筆者がお勧めする順に並べると、以下のようになります。
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メーカー公式サイト
- 安くて確実。AppleやMicrosoftでは学割で最大2万円ほど安く買えるようになっています。
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家電量販店
- メーカー公式サイトより高い場合もありますが、現物を見たり心配事を店員に相談できたりするので安心を買うという意味ではおすすめです。
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Amazonや楽天市場
- オンラインのマーケットプレイスで商品を購入するときは、出品者がメーカー公式であるならば安心、それ以外の場合は警戒した方が良いです。
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生協
- 生協で販売されるパソコンは一般に市場に流通しているものよりやや割高ですが、在学中の保証が非常に手厚いのでよくパソコンやスマホ等の電子機器類を壊してしまう方にはお勧めできます!
なおフリマアプリやオークションサイトでの購入は推奨できません。あれはパソコンにある程度詳しい人が製品状態と価格の妥協点を吟味して売買する場所なので、パソコン初心者の方の場合は利用しない方が良いです。
その他・役立つ情報
入学時にやっておくこと
大学入学時にパソコン関連でやっておくべきことが中央大学多摩ITセンターのWebサイトに掲載されていますので、そちらをご確認ください。
セキュリティ対策ソフトについて
家電量販店等でもし仮にセキュリティソフトの購入を勧められても、買う必要はありません。最新のWindowsやMac OSはデフォルトでセキュリティソフトが入っているほか、中央大学では「ESET」という有料のセキュリティソフトを無償で利用することができるようになっています。
トラブル発生時の対処法
中央大学には各キャンパスにITセンターやITサポートデスクが設置されています。パソコン関連でトラブルが発生したりわからないことが発生したりした場合は、それぞれの窓口に行けば解決することがほとんどです。もしくはその授業の担当教授やパソコンに詳しい友人等に尋ねてみてください。
※都心ITセンター(後楽園)のWebサイトを閲覧するには入学時に配布される全学メールのアカウントは必要です。
まとめ
ここまでパソコンの選び方についてざっくり解説してきました。中央大学の新入生にとって、パソコンは必須アイテムです。この記事を参考に、自分にぴったりの一台を選んで、充実した大学生活を送りましょう!また、中央大学の新入生で、個別でパソコン選びについて相談したい方はTwitter(現:X)のDMにて承ります。
なお本記事執筆に際して筆者も至らぬ点が多いため、本記事の内容についてご意見等ございましたらページ下部のお問い合わせからお寄せください。